What is a cub

これがわかればチョット安心

歩道でも車道でも走らす二輪車には、それなりの装備がついているものです。子供の乗る三輪車でさえ向きを変えるハンドルに車輪を転がすペダルそれに「チリンチリン♪」と存在を知らせるベルです。そして、この各部位の役割を教えることでそれを理解した子供たちは、三輪車のパフォーマンスを最大限に発揮して壊れるまで乗り倒すのです。では逆に使い方がわからない場合はどうでしょうか?恐らく怖がったり危険な乗り方をしたりとマイナスの部分が表れるはずです。それは大人も同じことだと思います。わからないものは、やはり怖いもんですし、仮に乗れたとしても操作が分からなければ、安心安全なツーリングは楽しめません。そこで今回「コレって何するもん?」的な各部位についての役割をわかり易く説明したいと思います。因みにここで紹介する「カブ」は1997年~2006年まで製造されていた3段ロータリー式変速機付きキャブ車のリトルカブです。「キャブ車」というのは、燃料供給装置に「キャブレター」を用いた車のことをさします。「キャブレター」とは電子制御インジェクションとは異なり、電力を使用せず、自然法則を利用して燃料を供給する燃料供給装置です。そして、現在カブツーリストではそのリトルカブをメインにツーリングを楽しんでもらっています…。

視界に入り続けるハンドル周り

ライディングポジションからの眺め

シートに座ってまず最初に視界へ飛び込んでくるのが、恐らくこのロケーションになると思います。ハンドル中央にはメーターがあり、速度計やニュートラルランプ、ウインカーの作動中ランプなどが確認できるようになっています。因みに左右のミラーは、気が付いた段階で後方がしっかり映るようチェックしておきましょう!ハンドルグリップ周りにあるスイッチもシンプルそのものでライディングに集中できるように作られています。おそば屋さんが岡持ち片手に町中をこのカブに乗って出前を届けていた風景も昔はよく見られました…。それほど安心して乗れるバイクなのです。

キーを回さないと始まらない

スタートはグイッとから

進行方向に向かってハンドル左側下部にイグニッションキーボックスがあります。ここにキーを挿入してキーを回し電源を入れます。メーターパネルにある緑色に点灯するニュートラルランプを確認したり右側にあるキックペダルを踏みこんでエンジンの始動、そしていつでも出発ができる状態になります。という訳で、とても大切なポイントなのでしっかり覚えておきましょう。それと間違ってもキーを差しっぱなしでバイクから離れることだけはしない様にしましょう。

面倒臭いけどこまめなロック

ハンドルロックを習慣づけよう

殆どのオートバイについているハンドルロックですが、カブの場合、抜き差しが面倒ということもあり案外していない人が多いのがこのハンドルロックです。それでもバイクから離れる時は頑張ってハンドルロックを心掛けましょう。普段からバイクに乗っている人もハンドルロックを習慣にさえなればこっちのもんです!もし大切なバイクを所有している人は、自宅の戸締り同様の感覚で接してあげることが、より永く愛用できる秘訣でもあるのです。

燃料コックはここにあります

燃料コックはこのような仕組みになっている

当然のことながらガソリンがあっても元栓を止めていたらエンジンにガソリンが流れずバイクは走りません。従って走行する時には必ず元栓を開けていなければなりません。これもカブツーリストで使用しているリトルカブの特徴です。そこで改めて燃料コックをしげしげと見てみることにしましょう。「ON」は、エンジンを始動する時の位置です。「OFF」は、乗らない時の位置です。そして「RES」は、リザーブ即ち予備タンクの位置となります。「ON」の状態の時にガソリンが燃料タンク内で少なくなりバイクがギクシャク挙動しだしたらバイクを安全な位置に停めレバーを「RES」の方向にグイッと回します。すると約0.8リットルのガソリンがエンジンに供給され航続距離が延命されます。仮に1リットル50㎞走るとしたら「RES」に切り替えてから約40㎞航続できる計算になります。市街地を走っている限りは、充分にガソリンスタンドを見つけられる燃料量なのでご安心ください。

エンジン始動はキックで掛ける

キックペダルでエンジン始動

進行方向右側にエンジンを始動させる重要な装置があります。それが「キックペダル」です。これを元気よく上から下へ踏み抜くように蹴ることで簡単にエンジンがかかります。全体重をかけるような力はいりませんので安心してください。非力な人でも脚力だけで充分です。ブルル~ン♪とエンジン音がすれば走行準備完了です。

カブの醍醐味変速操作

楽しくて簡単な変速操作

カブの場合は運転者が意識して、最適なギヤを3速の中から選択しなければいけません。今までにスクーターや自転車しか乗ったことが無い人にとっては正直とても気になるところだと思います。 とは言え、変速機付きの自転車に乗ったことがある人なら、「ア~ン…。」とすぐに理解できると思います。ギヤの選択は左足のつま先側とかかと側にあるペダルで操作します。つま先側のペダルを踏むとギヤが「N→1→2→3」と順番に上がっていきます。俗にいう「シフトアップ」ですね。また、上り坂や速度が極端に落ちる渋滞時などの場合、かかと側のペダルを使い、適切なギアに「シフトダウン」することもできます。

操作のコツ

シフトアップのタイミングは、走り出してすぐにエンジン音が大きくなりその割には、前に進まないな~?と感じた時が変速のタイミングです。通常上り勾配のないところでは、シフトダウンは、あまり使いません。ただ途中渋滞になった時や上り坂がきつく成って来た時にシフトダウンを使います。これはもう習うより慣れろの領域ですね…。カブツーリングに参加してもらえれば、そこんとこバッチリレクチャーさせて頂きますのでご安心ください。

進めと止まれ

四輪同様に操作は右側で

アクセルもブレーキも四輪のAT車同様に右のみで操作できます。ただ四輪と違うところは、ブレーキが前輪と後輪それぞれ別々に掛けられることです。スクーターや自転車などは、右レバーが前輪を受け持ち、左レバーが後輪を受け持ちます。カブの場合、これとは少し違い右レバーは前者同様に前輪を受け持ちますが、後輪は右側のステップ側にあるブレーキペダルが受け持つことになります。因みにカブの左側にはレバーは存在しません。なので前述した様におそば屋さんが岡持ちを持って片手で運転をしようと思えば可能なわけなのです…。

左ハンドルの役割

左ハンドル側のスイッチ類

ハンドル左側にあるスイッチ類ですが上からヘッドライトの上下を切り替えられるスイッチがあります。俗にいう「ハイビーム」&「ロービーム」です。続けてその下にある黄色いボタンがホーンボタンです。そして一番下の黒いボタン…ではなくレバーはチョークレバーと言います。カブのチョークは、レバーを操作すると「バタフライバルブ」という円盤が回転して、キャブの空気の通路を塞ぐ構造になっています。なので寒い季節やエンジンが冷えている時、吸い込む空気に対して多めの燃料を供給しないとエンジンは始動しないのです。その為の始動装置としてチョークが装備されているのです。

手順

①チョークレバーを操作する。

②スロットルを開け、開度を調整しながらキックをして、エンジンをかけます。

③エンジンがかかったら、スロットルで回転を調整しながら暖機をします。

④エンジンが暖まってきたらチョークを戻し、スロットルをコントロールしながら回転を維持し、全閉でもアイドリングするようになればチョークの出番は終了となります。

 

右ハンドルの役割

方向指示器とアクセル

ウインカーは本来左にあるのが一般的ですが、カブツーリストで使っているリトルカブは昔ながらの右ウインカーです。ウインカースイッチを前へスライドすると右側のウインカーが点滅し、手前にスライドすると左側のウインカーが、点滅します。ただ、勝手に戻らないので方向転換が終わったら速やかに元へ戻しましょう。アクセルは手前へグイッと回せば前へ進みます。さじ加減はその時の交通状況に応じて操作しましょう。でも30㎞以上速度は上げてはダメなことを肝に銘じておきましょう。

ヘルメットホルダーは標準装備

有ると無いとで大違いのヘルメットホルダー

たいていの場合この手のバイクには、トップケースが後付けされている気がします。勿論その中にヘルメットを格納すればよい話ですが、荷物がいっぱいでヘルメットのスペースがない時などは、やはりコレが役に立ちます。雨の日なんかはチョッとヤバイですけどね…。とにかくそうでない日はかなり重宝します。何れにしてもせっかく付いているものなので大いに利用しましょう。