こんにちは。カブツーリスト隊長です。
今回は何でカブなの?と言う事をお話ししたいと思います。
私たちの屋号『カブツーリスト』で分かるように、私たちはカブで京都をツーリング観光します。
なぜ、小さなバイクは色々ある中『Cub』をチョイスしたのかというと、カブが一番表情豊かで人に寄り添う優しいバイクだと思ったからです。
2018年にカブの累計生産台数は1億台を超えました。
自動車産業の中でこれだけ生産しているものは他に類を見ません。
タフで低燃費、実用性を兼ね備え、
色んな業種の仕事でも活躍しています。
蕎麦屋さん・郵便屋さん・銀行員・新聞屋さん・はたまたお坊さんまで。
様々な人の足となっています。
外に出かければ必ずどこかで見かけます。
正直言えば昔の私にとって、カブはダサくておっさんのバイクというイメージでした。
遅いし地味だしカッコ悪いし、まあモテないバイクという感じです(笑)
オートバイ業界に入っても大型バイクや速いバイクに目が行きがちで、
所有しようなんて一度も思っていませんでした。
ただ、見ていないつもりでも
カブの存在は常に頭の隅にありました。
そんな中、ある時カブならではのとてつもない凄さに気づいてしまいました。
私は業界の中で様々なバイクに乗る機会に恵まれ、色々な魅力のバイクに触れてきた中、
それぞれのバイクには一番似合うステージがある事を知っていました。どんなバイクでも大概の道を無難に走れますが、
それでもそれぞれ一番輝けるステージがあります。
最新鋭技術のスーパースポーツバイクは、力を出せるサーキット。
迫力ある大排気量のアメリカンバイクには、なだらかで広大な舗装道路。
荒れた道でも走破できるオフロードバイクなら、未舗装の山道。
それぞれ自分の得意とするステージです。
それでは、カブの得意とするステージとは何でしょうか。
『私は生活のある空間、街の中』がカブのステージだと思ったのです。
人の生活に寄り添う事を一番得意とするオートバイはカブです。
私は『オートバイ』という言葉の中に、操作する楽しみと言う意味も付加しています。
生活の足としてのバイクには、スクーター等のアクセル操作だけで走る楽なものもあります。
ただ便利で楽ではありますが、それがイコール『楽しい』という事には直結しません。
カブのようにギアチェンジをするというのは面倒な作業にも思えます。
でもカブのエンジン音を感じ、ここぞというタイミングを見計らいギアチェンジをする行為はまるでバイクとの会話のように思えます。
カブと言う相棒の状態を感じ操作すること、
バイクと一つになり操作しているという感覚がスクーターは少ないように思えます。
そして主観になってしまいますが、私は古都京都に一番似合い、溶け込むバイクはカブなんじゃないかと思っています。
京都をツーリングする最適なオートバイとしてカブをチョイスしましたが、
ツアーを体感された時、きっとお客様にも『そうだ』と感じていただけると思います。
京都が似合うバイクで京都を走る!!
これだからカブツーリストはやめられない!!
カブツーリスト隊長